【カワハギ】胴突き釣り
船からカワハギを狙う定番の釣り方。
仕掛け
カワハギ胴付釣りは、25号くらいのオモリを付けた、専用のカワハギ用の3本針の胴付仕掛けを使います。
こんな感じの仕掛けとおもりを使います。
写真の真中は替針です。
カワハギの針ですが、カワハギが数枚釣れると針のかかりが悪くなるので、新しい針に交換します。
目安としては、針先を自分の爪にあてて滑るようであれば交換してください。
カワハギが1枚釣れるごとに新しい針に交換する人もいます。
あと、集寄と呼ばれるカワハギにアピールする金具を胴突き仕掛けの上につける人もいます。
アピールはありますが、カワハギのあたりが伝わりにくくなるデメリットがあるので私は一切つけないことにしています。
針にはアサリの身を付けますが、このアサリの身の付け方が悪いと大きく釣果に影響します。
こちらは良く使われている餌のアサリです。
付け方はネットにたくさん情報があると思いますが、一番重要なのは針先が黒い肝のところにあるかです。
カワハギは黒い肝を食べるので、そこに針先がないとカワハギが掛かりません。
ということで、黒い肝が無くなったら餌を交換してください。
肝無しの身で釣っていてもカワハギは全然釣れません。
ロッドはですが、固めのカワハギ専用竿が良いのだと思いますが、私は7:3か8;2調子の竿を好んで使います。
そのほうが、聞き合わせのときに針掛かりがいいように思います。
リールはPE1号を巻いたベイトリールで、小型のもので十分です。
釣り方
カワハギ釣りは、テクニカルな釣りとよく言われます。
アジのように勝手に針掛かりしてくれる魚ではなく、かといって、てんやマダイや、マゴチやヒラメのように、アタリがあったらこちらから針をひっかけにいく魚でもありません。
カツッカツッという小さなアタリがあったら、竿をゆっくり持ち上げて、追っかけてくるカワハギを誘いながら、針掛かりさせる、いわゆる、聞き合わせで釣る魚です。
アタリがあって、シャープにひっかけに行っても、多くはバラしてしまいます。
カワハギの釣り方はいろいろありますが、参考までに私の中で一番実績のある釣り方をご紹介します。
こんな感じです。
①海底までオモリを沈めたら、糸ふけを取って大きく竿を上げ仕掛けを海底から持ち上げます。
②カワハギにアピールするように、葉っぱが落ちるような感じをイメージして、ゆらゆら仕掛けをゆっくり海底に落とします。
③海底についたらすぐに糸ふけを取り、叩きと呼ばれる、オモリを底につけたまま竿を上下に早く揺らすアクション3秒くらいします。
このとき餌は動いているのでカワハギは餌を食べることができません。
そう、カワハギを焦らし餌に対する気持ちを高めてあげます。(笑)
④叩きの後は、仕掛けが海底に横たわるようなイメージで竿を下げてたるませ、2~3秒待ちます。
⑤そしてゆっーくり竿を持ち上げはじめます。(本当にゆっくりです)
カツッカツッという小さいアタリがあれば、カワハギが追いかけています。
ここでアワセてもカワハギは掛かりません。
アタリがあってもそのままゆーっくり竿を上げ続けます。
いわゆる聞き合わせです。
カツッカツッというアタリがなければ、オモリを底に落として①をします。
この繰り返しです。
⑤そして、カツッカツッという感触がグンと引くアタリに変わったらカワハギが針に掛かった証拠です。
⑥そこからリールを一定のスピードで巻きます。
⑦水面にカワハギが見えてきたらそこでリールで巻くのをやめて、カワハギを船中に取り込みます。
カワハギが釣れたら、エラをハサミで傷つけてバケツで泳がせて血抜きをしてください。
そうすることで、臭みの無い絶品の肝和えの刺身を堪能できますよ。
カワハギ釣りですが、外道が本当に良く釣れます。
よく釣れる外道はトラギス、クラカケトラギス、ベラ、サバフグ、カサゴなどです。
ちなみに、写真のクラカケトラギスは天ぷらにするとキスより美味しいと思います。
こちらも是非持ち帰ってもらいたい魚の一つです。
クラカケトラギス
道具を揃えよう
私の経験をもとに、カワハギ胴付釣りの商品(amazon)を勝手にセレクトしました。
専用仕掛け
カワハギの専用仕掛け。替え針も必須です。
ダイワ(DAIWA) 快適カワハギ仕掛ケ3本針SS PW4.0 889223
集寄
好みに応じて使ってください。
ダイワ 快適カワハギピラピラ集寄R1号L-3 936460
オモリ
25号のオモリです。
ダイワ(DAIWA) 快適船シンカーS 25号 パール/夜光
フィッシュホルダー
釣れたアジは暴れます。釣れたアジはフィッシュホルダーで掴んで扱ったほうが、針を簡単に外せるのでおススメです。
ワニグリップ フィッシュグリップ 魚バサミ 魚掴み器 ABS製 軽量 滑り止め 収納ケース付き
ロッド
仕舞い58cmと超コンパクトながら、オモリ負荷が20~60号という、かなりの対応範囲を持っています。竿の調子は8:2です。
ダイワ 船竿 ライトゲーム XTB MH-180B
ベイトリール
高性能かつ軽いリールを選んでみました。リールの軽さは電車釣行組にとって重要なポイントです。
シマノ (SHIMANO) ベイトリール 16 スコーピオン 70 右ハンドル
PE1号
一般的なラインです。
クレハ(KUREHA) PEライン シーガー PE X8 200m 1.0号 20lb(9.1㎏) 5色分け SPE2001.0
この釣りができる船宿など