?
マダイを狙うときによく用いられる釣り方法。
テンヤと呼ばれるおもりと針が一緒になった仕掛けに、エビを付けて釣るというシンプルな釣り。
ただし、シンプルな分、釣り人の腕が釣果を決める、奥の深い釣り。
マダイ以外に、ヒラメ、マゴチ、カサゴ、カワハギなど多様な魚も釣れるため、五目釣りの仕掛けとしても好まれる。
■基本的な釣り方
テンヤをまず海底まで落とし、テンヤを底につけた状態で糸の弛みをとってピーンと張ります。
その状態になったら、竿をしゃくってテンヤを数メートル上にあげます。
テンヤがまた底に落ちていくので、テンヤが落ちてく感触を竿で感じるくらいゆっくり底まで落とします。
テンヤが底に着いたら、また同じようにしゃくります。
この繰り返しですが、東京湾の走水など潮の流れが速いところは、底に着いた感触がなかなかつかめず、初心者は底をとらえるところで苦心します。
この釣りは、底をとらえられないと釣りになりません。
千葉の外房だと、8号~12号のテンヤを使うことがい多いようですが、東京湾の場合は、15号~20号の重いテンヤを用意したほうが良いです。
■エビ(エサ)の付け方
餌は、活きエビと、冷凍エビを使う場合がありますが、活きエビのほうが餌持ちがよく、釣れるようです。ただ多くの船宿は冷凍エビです。
エビの付け方ですが、基本的には、エビの尻尾を切り、その切ったところから針を通します。
孫針がついているので、エビの頭に刺します。
冷凍エビの場合、すぐにボロボロになって頭が取れてしまうことも。
そのため、頭縛りという付け方もあります。
「古事記」「日本書紀」にも登場する魚の王様。