?
東京湾で有名な釣りのひとつ、タチウオ釣り。一度是非やってみたかったので、東京木場の吉野屋さんで前日電話で予約しました。
いつものように、貸し竿(500円)も一緒に予約。
久里浜でマダイ、というのも有力な候補でしたが、雨予報だったので、朝遅刻しないよう近い木場に。
釣り方は、ルアー釣りのこと。
■釣りまでの準備
タチウオ釣りは全くのド素人なので、都内某所の上州屋でいろいろ聞いて道具を揃えました。
当日持って行った道具はこんな感じです。
①クーラー
ソフトタイプのクーラーを持って行ったので、行きは折りたたんでリュックに入れていきました。
②タチウオ用のルアー(メタルジグ)
メタルジグの大きさはどれぐらいがいいですか?と上州屋の店員さんに聞くと、店員さんから、「釣れるタチウオの大きさは指何本くらい?」と聞かれ、「???」と思っていると、タチウオは太さで大きさを表現するらしく、指4本などと表現するそうです。指4本は立派なタチウオです。
店員さんの話によると、その日の天気や海の状況で、メタルジグの種類で食いつきが全く違うらしく、違う色のメタルジグを3つ買いました。大きさは指4本を狙い、100g1個と125g2個。(笑)
③フック(メタルジグにつける針)
メタルジグには針がついていないので、ここも「店員さんにどれがいいですか?」聞き、選んでもらいました。
フックは2種類あり、メタルジグの尻尾のほうにつけるのがトリプルフックで、口のほうにつけるのがアシストフックです。
アシストフックはつけないこともあるそうですが、ヒットする確率が大きく変わるので、ここは絶対つけたほうがよいと言われました。
④スプリットリング
メタルジグとフックを手に入れましたが、これをどう繋げればいいんだろうと思い、これも店員さんに質問。店員さんは、「え?、そこから・・。」という感じだったと思いますが、初心者なのでめげずに聞き続けます。
おすすめは、スプリングリングと呼ばれるリングでつなげるとのことですが、ペンチのような専用の工具が必要でこれがなんと、3600円もしました。
ただ、初心者なので、店員さんのおすすめに従うことに。(結果的に、この工具は必須でした。)
⑤タチウオ挟み
タチウオの歯はとても鋭く、釣りあげて暴れたタチウオにかまれると大変なことに。そうならないように、安全に取り込むためのタチウオ挟みというのを買いました。
⑥ハサミ
釣り糸を切るだけなので、安物のハサミを準備。
⑦タオル2枚
今回はタチウオだけでなく、サワラも狙うらしく、釣ったサワラを取り込む時に掴む用と、汗を拭く用の2枚を用意。
⑧船上での飲食
セブンイレブンで、ペットボトルのお茶と鮭オニギリを購入。
⑨臭いケア
今回は電車釣行にチャレンジしました。そのため、帰りの電車で迷惑にならないよう、携帯用のリセッシュを購入。
左上:アシストフック
左下:トリプルフック
真中1段目:メタルジグ×2(フック取付済)
真中2段目:ハサミ
真中3段目:スプリットリング用専用工具
真中4段目:タチウオ挟み
右上:スプリットリング
ということで、リュックに余裕でおさまりました。
(参考)タチウオのジギングはこんな釣りです。
⇒タチウオジギングの仕掛け・釣り方
■釣り宿到着
予約の電話で、朝7時出航のため、6時半まで来てくださいと言われていたので、ちょっと早めの6時15分に到着。
受付で貸し竿を含めた料金を払い、貸しライフジャケット(無料)を着て船着き場へ向かいます。
途中店員さんに、竿をどこで貸してくれるのか聞くと、すぐに持ってきてくれました。せっかくなので、「タチウオ釣り初めてでも大丈夫?」と聞くと(今、聞くか・・。)、周りの人の真似をするのがいいですよ、というアドバイス。
クーラーに氷を入れてもらい、いよいよ乗船ですが、雨予報だからか結局10人もいませんでした。船の最後方にポジショニング。
しばらくして、船長さんがやってきて、貸し竿の糸に予めつけられていたショックリーダーと呼ばれる紐(ライン)に、50cmくらいの太いバイトリーダーというラインをつけてくれてくれました。
タチウオは歯が鋭く、細いラインだと簡単に噛み切られるので、バイトリーダーと呼ばれる太いラインの利用がお勧めのようです。
バイトリーダにメタルジグをつけるところもやってもらえました。
また、ショックリーダーの先の釣り糸は強度のあるPEラインという釣り糸を使っているのですが、伸縮性がほとんどないため、その伸縮性を補完するのも理由の一つらしいです。
■出航
この日は横須賀沖に向けて出航。船長さんに聞くと、タチウオの活性がいまいちなので、先ずはサワラ狙いで行くようです。
都心の真ん中を船で進んでいきます。
しばらくは、低い橋の下を通るので竿を横にしておきますが、低い橋を通りきったところで、竿を立てこの日はすぐに船内に。本当に寒かった。。
■釣り場に到着
いよいよ、現場に到着。たくさんの釣り船がいます。
いよいよ、釣り開始です!
とはいっても、先ずはサワラ狙い。
■釣り開始。
船長さんから、「水深75メートル。どこで食いつくかわからないので底から海面まで探ってください。」とのアナウンス。
周りの人の釣り方をしばらく見て、先ずは第1投目。
見よう見まねで、こまめに竿を上下にしゃくり(揺らし)ながらリールを巻き、海底から海面までヒットを待つが反応なし。。
第2投目、これも残念。
5~6投目でグッと沈む引き。来ました!!
一気にリールを巻き上げます。魚が見えてきました。う~ん、サワラではなくサバ。。
そしてサバが水面に顔を出した瞬間、フックが外れに逃げられてしまいました。
そこから暫く沈黙が・・。
今日はダメかも、というネガティブなモードになっていたところ、強い引きが!!来ました!
そして先ほどとは全然違う強い引き。サワラとのご対面をドキドキしながら、リールを引き上げると
またサバ。
まあサバでも、最悪のボウズから脱することができたので、先ずは一安心です。。(笑)
気を取り直して気合を入れましたが、また沈黙。
船全体でもサワラが1匹だけと活性が悪いので、船長さんの判断で、タチウオ狙いに変更することに。
タチウオのポイントはここから10分くらいで行けるそうです。
■釣り場到着。タチウオ釣り開始。
船長さんから、「水深85メートル。底から10m~20mくらいを探ってください。」とのアナウンス。
天気予報通り、雨がぽつぽつ降ってきて、一段と冷え込みます。
このポイントでは誰もヒットしなかったので、別のポイントに移動します。
このポイントもだめで、次のポイントに移動。ここでは、後ろの人がついにタチウオを釣り上げました。
銀色に輝くきれいな刀のような魚体。うらやましい・・。
雨が強くなってきて、心も折れそう・・。(^^;)
ここで釣具屋さんに言われた、メタルジグの色が重要ということを思い出し、釣れた人のメタルジグの色を見るとオレンジ色。
今のジグはシルバーなので、同じ暖色系の赤のジグに変更することに。
変更後2投目に、いきなり竿が重くなりました!!!えっ、これってタチウオの引き???
サバとは違う感じの強い引き。ラインを切られないよう、一気に巻き上げます。
見えてきました、タチウオです!!
逃げられないように、海面からそのまま船内に引き上げます。釣れました~。(笑)
タチウオ挟みでタチウオを持ち、タチウオの歯に気を付けながらフックを外します。
フックを外したら、タチウオ挟みで掴んだままバケツの中でタチウオのエラにハサミを入れ、血をだし締めます。
しばらく血を出したら、氷の入ったクーラーに入れて完了です。
それから何度かポイントを移動し、結局サバ1匹、タチウオ3匹の釣果でした。
中には、エサでタチウオを釣られている方もいらっしゃいました。
15時くらいに船長さんから終了の合図がありましたが、雨が強くなっていたので、私は終了合図の20分くらい前には終了していました。
木場までは高速走行なので、待合室でゆっくり休憩です。
船を下り、ライフジャケットと貸竿を返却し、クーラーに氷を入れてもらい、本日の釣りは終了。
ただ今日は電車釣行。臭わないか気になります。石鹸で手を念入りに洗いますが、服やリュックに臭いがついています。
もってきた携帯用リセッシュで臭いが消えるか??。
いい感じで消えました!!
臭い気にならずに家に到着。(ホッ)
サイズを図ると、サバは37cm、タチウオは一番大きいので97cmでした。
さあ、いよいよ調理。
刺身にしようかなとも思いましたが、サバもタチウオも結局焼くことに。
焼いたタチウオ。
当然全て食べきれず、残りは冷凍にして後日焼いて食べます。
タチウオ釣りは上級者向けのイメージがありましたが、結局初心者でも大丈夫でした。
あと、釣りと関係ありませんが、今日はペアで泳いでいるイルカと、浮上している潜水艦を見れました。東京湾いいですね!
タチウオ釣りは夏もできるので、来年の夏も行きます♪