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【スミイカ】君津沖のエギ釣り報告 2016/11

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これまで、釣りものであまり気乗りしなかった、イカ釣りとタコ釣り。

キス・マダコのリレー船には行きましたが、専門に狙う船に乗ったことはありません。

子供のころ、漁師さんと一緒にイカ釣り(というか、イカ漁)に行ったことはありますが・・・。


気乗りしなかったのは、イカやタコがたくさん釣れても、あまり家族が喜ばないのでは?

やはり釣りと言えば、魚、だよね・・・、

という漠然とした思いからでした。


ただ、東京湾のスミイカは絶品、という話を聞いたので、スミイカはありかな?

と心境が変化していたところ、行きたかった吉久さんのフグ船が明日休船とのお知らせ。


そして、スミイカ船は出船というお知らせも。


うーん、食わず嫌いはよくないので、試しに一度、イカにチャレンジしようかな・・。


とうことで、明日は吉久さんで、スミイカにチャレンジすることにしました。




■釣りまでの準備


スミイカ釣りですが、ネットで調べたところ、主な釣り方は、エギ、スッテ、シャコテンヤの3種類。

吉久さんはエギ釣りのようなので、いつもの上州屋で、エギとオモリ、ハリスを購入します。


ネットの情報によると、吉久さんでは、2.5号のエギで、かつ新品を推奨しているそうです。

オモリは10号、ハリスはナイロン4号です。


ロッドですが、湾フグの竿か、ワールドシャウラか、どっちにしようか迷ってしまいます・・。

ネットでは、イカの微妙なアタリを感じることができる、湾フグの竿がいい、と書いてありますが・・・。

ただ、それなりの大きさのイカは、あわせたときに、ドカンッ!とくる重量感があるとのこと。

先調子の湾フグ竿で受け止められるか・・・。


散々悩みましたが、大物が来てもビクともしない(はずの)、ワールドシャウラで挑むことにしました。


(参考)スミイカのエギングはこんな釣りです。
⇒スミイカエギングの仕掛け・釣り方





■船宿到着


船宿の吉久さんには、6時15分頃に到着。今回も、東西線浦安駅から徒歩です。


船宿につくと、先ず、空いている座席の札(ペットボトルの蓋)をとりにいきます。

なんと、今日はほぼ満員状態。

スミイカ釣り、大人気ですね。


受付で、船代を支払い、船着き場に向かいます。


ライフジャケットを受け取っていよいよ乗船です。


乗船後、船長さんから、スミイカ釣りのレクチャーがありました。

かなり丁寧なレクチャーでしたが、例えば、仕掛けで重要なのは次のようなポイントでした。


①エギにサルカンを付けず、直接糸を付ける。
これは、エギの水中でのバランスを崩さないためということでした。

エギは水中で自然に泳いでいるように重量のバランスが設計されているため、サルカンをつけるとその重量のバランスが壊れ、不自然な泳ぎになって釣れないそうです。

なるほど~、納得のいく説明ですね。



②オモリとエギの間の糸の長さは、150センチ、棚は1メートル。
スミイカは海底近くにいて、棚取りが非常に重要だそうです。アオリイカであれば、高いところの餌にも食いつくようですが、スミイカは海底付近の餌にしか食いつかないそうです。
ただ、海底がいいといっても、エギが海底をゴロゴロ這いずっていては、もう魚の動きではなく釣れないため、海底スレスレをどのように泳がすか、それが、糸150センチ、棚1メートルということでした。

こんなことは素人には絶対わからないですね。


③エギは新品を。
イカが釣れると、エギを噛んだ跡などが残るそうです。
イカは目がとても良いため、そういった小さな傷にも気付き、不審に思うことがあるそうです。

あと、すごく安いエギはやめたほうが良いそうです。これは、②に関係しますが、安いエギは、重量バランスがよくないそうです。


吉久さんのレクチャーは、フグだけでなく、本当に勉強になります。


あと、船長がお客さんの竿をチェックしていたとき、先調子の湾フグ竿のお客さんに、うーん、という顔。

先調子の湾フグ竿は確かにアタリをとりやすいのですが、竿全体で船の揺れや波を吸収できないので、エギが水中で上下に大きく動きやすく、エギの動きとしてはあまりよろしくないそうです。


ということで、ワールドシャウラを選んで正解だったのかな??


変な顔もされなかったし・・。(^^)





■出航


ポイントですが、木更津沖、君津沖、富津沖の広域で、その日のコンディションによって、ポイントを決めているようです。

約1時間で到着する予定です。




■釣り場に到着


釣り場に到着しました!

場所は君津沖のようです。



釣り場が決まったらしく、いよいよスミイカ釣りです!


仕掛けはこんな感じです。



■釣り開始。


船長さんから、「はじめてください。」とのアナウンス。


釣り方ですが、仕掛けを海底に落とし、オモリを底から1メートルの位置まで上げ、ひたすら、底とオモリの距離1メートルを保ちます。

当然、海の地形は凸凹していますので、まめな棚取りをして、海底からの距離1メートルをキープし続けることがこの釣りで最も重要なことになります。


そして、イカのあたりと思われるアタリがあったら、即あわせ!

竿を大きく、一気に上にあげます。

頭上まで上げます。


ただし力いっぱいガツッ!という感じではなく、素早くシュッと竿を上げます。


力いっぱい竿を上げると、せっかく針がイカに掛かったのに、足だけちぎれてしまうことがあるようです。


あと、イカのあたりは微妙なようなので、疑わしいアタリを感じたら、空振りを恥じず&恐れず、竿を上げてあわせます。


最初の流しでは、残念ながら誰もイカをゲットできなかったようです。


ポイントを変えたところ、遠くの釣り座の人たちにポツン、ポツンとヒットが。

あそこの人たちに来て、こちらにヒットがないということは、潮の流れの関係かな?


そうであれば、この釣りは、マゴチ釣り同様に、釣座が重要になってくる釣りですね。


しばらく、怪しい感触に対して、ひたすら合わせていましたが、すべて空振り。


この釣り、ちょっと恥ずかしさを感じる釣りですね。(^^;)



でも釣りは結果が大切!!


釣れれば、結果オーライということで、めげずに空振りを続けます。。


と、その時、

波の動きとは違う、何かに少し引っ張られる感じの感触が!


魚のビクビク系の感触でなく、引っ張られて重くなるような感触です。


ここは即合わせ、一気に竿を上にあげます。


今回竿は頭上まで上がらず、途中で、ズッシリした重さで止まります。


イカ、ゲット??


エギが外れないように、すぐにリールを巻きます。

エギの針には返しがないので、リールをすぐに巻かないと、イカに逃げられてしまいます。


リールを巻き、海面に見えてきたのは・・・、


イカです!



イカは取り込みがとても重要です。


理由は大量の墨を吐くからですが、スミイカはその名の通り、イカの中でも墨を吐く量が半端ないそうです。


取り込みですが、無邪気に、一気にイカを船内に取り込んではいけません。


勢いよく墨を吐くので、遠くの人にも墨の被害が及び、船内はパニック状態になるでしょう。。


先ずは、手を伸ばしてイカを掴めるくらいまでに海面からイカを上にあげ、エギを掴みます。


首、もしくは背中を掴んだら、白いお腹のほうを海に向けて、エギを外します。

ここで墨を吐いても、海に墨を吐くだけなので、船内の被害はありません。



そして、そーっと、足元の水のはいっていないバケツの底に、イカの腹を下にそっと置きます。

これで取り込み完了です。


その間、イカの白い腹のほうを船内に向けるのはNGです。

また、イカをバケツに投げ込むのもNGです。投げ込んで、イカの腹が上になってしまうと、墨を船内にまき散らすことになります。。


先ずは、1杯、ゲットできました!!


ただ、釣れたのはシリヤケイカで、スミイカではありませんでした。

まあ、イカが釣れたので、先ずは良しとしましょう♪






アタリですが、フグよりはわかりやすいかな?

というのが1杯目を釣った感想です。



暫くして・・・、


またヒットしました!!!


無事取り込みも成功!!


ただ、うーん、今回もシリヤケイカです。



シリヤケイカも美味しいのですが、スミイカの刺身は絶品の高級食材。



次はスミイカを釣りたい!!


ただ、今日は釣り座で、釣果に大きな違いがあるようで、私を含め、私の周りはあまり調子が良くないようです。


今日、スミイカ釣れるかな・・・。。もう午後だし・・。


釣り終了1時間前になったので、船長から、生きていないイカだけバケツの中に残して、バケツに水を入れてくださいとのアナウンス。


これは墨を洗い流すためで、もし、ここに生きたイカが入っていると墨を吐いて暴れてしまいます。


このあと釣れたイカは、手洗い用に配られていた、小さな黒いバケツの水を捨て、そのバケツの中に入れます。


あと1時間か・・・。


と焦っていたその時、クーっと引っ張られるような小さな感触。


即合わせっ!


・・・、


乗りました!!!(^^)


リールをすぐに巻き、海面に現れたのは・・、

小さいですが、スミイカです!


無事取り込み、念願のスミイカをゲットできました♪


上のイカがスミイカで、下がシリヤケイカです。







■釣り終了


船長さんから終了の合図。


結局、スミイカは1杯でした。。


寂しい釣果ですが、まあ、釣れてよかった~、

というのが素直な気持ちです。。

ホッとしました。(^^)



帰りの船から風景を改めてみると、爽やかな秋晴れ。


ディズニーシーもきれいに見えますね。




船が船宿に到着し、帰り支度をし、東西線浦安駅に向かいます。



無事家に到着し、今日の釣り終了。




■調理&食事


今日釣ったイカたちです。



スミイカは少し寝かしたほうが、美味しい刺身になるようですが、待ちきれないので今日刺身にして食べます。(笑)

シリヤケイカはフライにし、ゲソと肝でゴロ焼きを作ります。


作った料理を家族に食べてもらったところ、シリヤケイカのフライは大好評!

スミイカの刺身も、これまで食べたイカの刺身の中で最高!との高評価。


ただし、脂ののったマアジの刺身のほうが好き!、というちょっとがっかりのコメントも・・。(^^;)
やはり一晩寝かすべきだったかな。。


ゴロ焼きは鉄板の旨さ。こちらも大好評でした。

今回は釣果としては寂しかったですが、イカの美味しさを発見できてとても価値のある釣行でした。


次回は数釣りできるよう頑張ります!


最終更新:2016-11-05 21:35:53





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